福島県西白河郡 西郷村立 米 小学校
Nishigo Village Yone Elementary School
福島県西白河郡 西郷村立 米 小学校
Nishigo Village Yone Elementary School
今日は、昼休みが長い日でした。子どもたちは、思い思いに生活をしていました。一人落ち着いてピアノを奏でる子、先生と秋の味覚について語り合う子、校庭でブランコ乗りに興じる子様々でした。
快晴のもとで、楽しい歓声が響きました。校舎前で、1年生が「シャボン玉」を楽しんでいました。普通のシャボン玉だけでなく、ハンガー等を利用した大きなシャボン玉も飛ばしていました。笑顔いっぱいです。
登校してすぐに1年生女児が、癒やしの空間にある「メダカ鉢」を覗いています。
ある子は、昨日より展示が始まった秋の味覚コーナーで、話をしています。
そんな子どもたちに今朝は、私から質問をしてみました。
「(アケビを指して)これ何かな?」「わかんない」「アケビ?・・・」「アケビ、食べたことあるよ。間違って、種を飲んちゃったの・・・」と女の子が話してくれました。
「ところで、アケビは、どこにあるかわかるかな?」と問いかけると、「ビオトープでしょ・・・」と即答できる子がいました。しっかり見ているんだなと感心しました。「すごいね。分かっているんだね・・・」
次に
「(やまなしを指して)これは、何か分かるかな?」「わかんない」「匂いをかいでごらん・・・」
すると「梨の匂いがする・・・」「へぇ~。ほんと。」(みんなで嗅ぎ回しています)
さらに
「この花は、どこに咲いているか分かるかな?」「わからない・・・」
そんな時、ある1年生男児が
「校長先生のこの花、シュウカイドウですよね。」とピンクの花を指して言いました。まさにそのとおりです。
「この白い花の名前はわかりますか。・・・」「分かりません」
「この花は、プール脇に咲いている『シュウメイギク』っていう花だよ。」
と会話が続きました。
このように子どもたちは、五感(※食してはいません)を使って、秋をたっぷり感じているようです。昨日展示した味覚コーナーの品物は、Before、Afterでこんなに変化していました。
◆Before◆
◆After◆・・1日置いておきました。こんな状態に変化しました。沢山触って感じていることが分かります。上手にイガから栗を取り出しているのには、驚きました。触ってしっかり、感じて欲しいです。アケビの傷んだものは、新しいものに代えました。
放課後、久々の陸上部練習が行われました。6年生までの希望者が真剣に取り組んでいます。いい姿です。やる気を感じます。
休み時間、「アケビ」談義が職員室でありました。
私たちはアケビの中身を食して種を飛ばすことを経験して来ましたが、そんな経験を持たない先生方もいます。
そんな中、山形県人である先生から、「山形県ではアケビは中身を捨てて、外側部分を食すること」を伺いました。本県出身の先生方から驚きの声が上がりました。ネット等で情報を収集すると「東北でもあけびを惣菜として食する文化は少なく、山形以外はあまり馴染みがない。独特の風味は味噌との愛称抜群です!」と記されていました。でも、その先生の料理はとても食をそそられる内容でした。
放課後、その先生が、ビオトープの新鮮なアケビを収集して、自宅に持ち帰ってくださいました。明日、どうなってくるか楽しみです。
ビオトープへ行ってみると、
「アケビ」が豊作でした。すでに野鳥につつかれているものもありましたが、まだまだ、新鮮なものがなっています。
「かき」もありました。甘柿の大粒のものがなっています。高所になっており、手が届きません。もっとオレンジ色が増したら手をだしてみたいと思います。
これをご存じですか?これは、宮澤賢治作「やまなし」の題名になっている「やまなし」です。
昨年度、6年担任は食しました。一般の梨の香りがありますが、おいしい物ではありません。しかし、6年国語科「やまなし」で学習する実物を学校の「ビオトープ」で体験できることは、とても素晴らしいことであると思います。
この他にも、「山栗」がいっぱいです。過日、1年生がどんぐりと共に集めてきて見せてくれました。
このような秋を校長室前に用務員さんが今朝展示してくださいました。
早速、1年生の男児が反応を示してくれました。
「ねえ、見て見て!」「(アケビを指して)これ、すごいよ。プヨプヨするんだよ。」「触ってみて・・・(友達を誘います)」テーブルの横を通りかかった子どもたちが誘いこまれます。実際に触って、「これ何だろう」「種みたいな黒い粒が見えるよ・・」と会話がはずみ、楽しそうです。
そんな所を2年生担任が通りかかりました。1年男児に呼び止められました。
「先生、これプヨプヨするんですけど、何ですか?」と尋ねています。その先生は「『アケビ』って言うんだよ。」と教えてあげていました。
こんなやり取りがあり、私は楽しくその会話を聞かせてもらいました。
このように、子どもたちは「アケビ」自体を知らず、なっているところも分かりません。担任の先生方には、このチャンスを活かすように、是非、子どもたちに見せて教えてあげて欲しいと話しました。
2年生、4年生、5年生、6年生が、「ハードル走」の学習をしました。発達段階に応じて指導できるように、体育部の先生方が朝からハードルやミニハードル等を準備して各学年が授業しやすいように対応してくれました。お陰で、準備等のロスタイム無く、体育の学習を進められました。
◆2年生の授業より◆
本日も、村職員の皆さんにご協力いただき、生け垣の剪定作業をおこなっていただきました。丁寧な作業を展開いただき、校庭フェンス側の剪定が完了しました。ありがたいことです。
先日の環境美化委員会の皆さんの活動により、「マリーゴールド」や「サルビア」の花がとても美しく咲いています。また、所々に「コキア」の大きな緑が生えます。
そんな花壇の一角に、野菜畑がありました。収穫されたナスは、スズムシの餌にもなっています。そんな畑で、用務員さんが種から育ててきた「落花生」を本日収穫しました。大豊作でした。早速、煮て食しました。
落花生はどこになるのか、子どもだけでなく、若い先生方にもよい学びの時間になったように思います。
久々に、「美文朗誦」に綴られている名作が校長室で発表されました。今日は、3年生男児が、夏目漱石作「坊ちゃん(抄)」を朗々と語ってくれました。そんな上級生の姿を、1年生が廊下で聴いていました。頑張っています。
〒961-8031
福島県西白河郡西郷村大字米字向山59-1
TEL 0248-25-2127
FAX 0248-48-1034
E-mail:yone-e@fcs.ed.jp