学校運営協議会

「地域と共にある学校」づくりの推進

第2回学校運営協議会

 本日、第2回学校運営協議会を開催しました。

 今回は、1学期実施した主催事業「くまっこ美術展」を始め各種活動の反省について、2学期以降の活動の在り方について委員全員で熟考を重ねました。

 また、今回は新たな試みとして運営協議会委員の皆様と、代表委員会の児童が話し合う場を設けました。

 参加した児童からは、学校運営協協議会の活動に対する感想や要望など、活発に意見が出されました。また、委員の皆様からはよりよく学習したり、生活したりするためのアドバイスをたくさんいただきました。

 今年度第2回目の学校運営協議会も、大変有意義な話合いの場となりました。

学校運営協議会委員リレーコラムその2

第2回目は、運営協議会委員 髙田 雅雄 様 からお寄せいただいたコラムです。

「子どもの体験」

 現在の社会はグローバル化、情報化、少子化など急速に変化しています。また、人間関係の希薄化や地域社会の協力の低下が問題になっています。このようなことが、子ども達の成長に大きな影響を与えていないのでしょうか。
 どんなに生活が豊かで便利になったとしても、子ども達が自立していくためには、生活体験や自然体験、社会体験等、家庭・地域・学校での様々な体験が必要になってくると思われます。そして、体験から一人では生きられないことを認識することも自立の一要素であると思います。
 例えば、日常生活の中でのお手伝いや地域の人たちとの交流体験なども大切です。また、林間学校やキャンプなど日常生活とは異なる自然環境の中で仲間同士助け合いながら物事を成し遂げた達成感、美しい景色を見た時の感動などを味わわせることも大切だと思います。
 幸いにも西郷村は自然が豊かで、那須甲子青少年自然の家もあり、様々な体験活動ができます。村公民館でもわくわく探検隊、ふるさと講座、図書ボランティアなどの事業を行っていて、そこでも様々な体験活動ができます。
 子どもの時の多くの体験が、自発性や意欲を引き出し、豊かな人生の基になることを望んでいます。

学校運営協議会委員リレーコラムその1

 第1回目は、運営協議会長 海老名 達雄 様 からお寄せいただいたコラムです。

「ゆ ず り 葉」

 小学校の南東の端でいつも子ども達の登下校の安全を見守っているゆずり葉。PTA在籍の頃あいさつ運動、ほめる運動、交流運動、を行動目的とし、子どもとともに育つ「ゆずり葉運動」が展開されました。子ども達が健やかに成長し、安心安全な学校生活が送れるようにと願い、先輩諸兄が展開していた姿を今では懐かしく思います。
 ゆずり葉の花言葉は、世代交代、若返り、春になると新しい葉がつき、まるでその場を譲るように古い葉が一斉に落葉する常葉樹。詩人、河井醉茗(すいめい)の「ゆずり葉」という詩の一節に次のような文言があります。
「世のお父さん、お母さんたちは何一つ持ってゆかない。みんなお前たちにゆずってゆくためにいのちあるもの、よいもの、美しいものを、一生懸命に造っています。」
 その時々の問題点を洗い出し、解決すると同時に自分たちの相互コミュニィティーを促し、地域文化創造の一役をも担った活動でもあったように思う「ゆずりは運動」。地域の一員としてこれからもその精神は続いてほしいと思うと同時に、これからも誰もが経済的な理由を問わず公平に教育を受けられる教育の体系を、いつまでも大切にゆずり受けていってほしいと思います。

令和5年度 第1回学校運営協議会

 本校では、令和3年3月に「学校運営協議会」を設置し、コミュニティスクールとなりました。学校運営協議会とは、法律に基づき教育委員会より任命された委員が、一定の権限を持って、学校の運営とそのために必要な支援をについて協議する合議制の機関のことです。

 そして、学校運営協議会を有する学校を「コミュニティ・スクール」と呼び、地域でどのような子ども達を育てていくのか、何を実現していくのかという目標やビジョンを学校・保護者・地域が共有し、学校と地域が一体となって子ども達を育てていく「地域と共にある学校」の実現を目指しています。

 本日、令和5年度の第1回学校運営協議会を開催しました。

 西郷村教育委員会から、教育長様、学校教育課課長様にご来校いただき、10名の委員に委嘱状の交付をしていただきました。

 その後、会長、副会長を選出し協議を進めました。

 校長からは、学校運営協議会の役割、設置規則、学校経営・運営ビジョン等の説明を行いました。

 その後、「地域学校協働活動部会」「広報・行事部会」「健全育成・防災・安全部会」に分かれ、今年度の活動計画について活発な話し合いが行われました。

 学校運営協議会委員の皆様のご支援。ご協力をいただきながら、学校と地域が双方向で連携・協働する「地域と共にある学校」づくりを推進してまいりたいと思います。