学校運営協議会

学校運営協議会委員リレーコラムその2

第2回目は、運営協議会委員 髙田 雅雄 様 からお寄せいただいたコラムです。

「子どもの体験」

 現在の社会はグローバル化、情報化、少子化など急速に変化しています。また、人間関係の希薄化や地域社会の協力の低下が問題になっています。このようなことが、子ども達の成長に大きな影響を与えていないのでしょうか。
 どんなに生活が豊かで便利になったとしても、子ども達が自立していくためには、生活体験や自然体験、社会体験等、家庭・地域・学校での様々な体験が必要になってくると思われます。そして、体験から一人では生きられないことを認識することも自立の一要素であると思います。
 例えば、日常生活の中でのお手伝いや地域の人たちとの交流体験なども大切です。また、林間学校やキャンプなど日常生活とは異なる自然環境の中で仲間同士助け合いながら物事を成し遂げた達成感、美しい景色を見た時の感動などを味わわせることも大切だと思います。
 幸いにも西郷村は自然が豊かで、那須甲子青少年自然の家もあり、様々な体験活動ができます。村公民館でもわくわく探検隊、ふるさと講座、図書ボランティアなどの事業を行っていて、そこでも様々な体験活動ができます。
 子どもの時の多くの体験が、自発性や意欲を引き出し、豊かな人生の基になることを望んでいます。