10年の月日が流れて・・・
2021年3月12日 09時50分10年前の3月11日は、とても寒い日でした。村内の学校に勤務していた私は、校庭に避難した子供たちが、恐怖や不安、驚き、寒さで震えていたことを思い出しました。何もない校庭に無情にも雪が降り出し、震える子供たちをブルーシートで囲んで寒さをしのぎながら、次々とおそう余震に不安でいっぱいになりました。18時過ぎ、無事に子供たち全員を保護者の方に引き渡せたときはほっとしましたが、校舎周辺の惨状に不安がつのるばかりでした。10年経ってもあの日のことは忘れられません。小学校には、10年前のことを覚えている子は数少なくなりました。私たちは、震災を経験していない子供たちに、防災や減災について伝えていかなければならない使命があります。学校では、集会時に震災の話を伝え、昨日は黙祷をおこないました。
10年前の3月12日から一週間の新聞を保管しておいたものを子供たちに紹介しました。