模擬選挙(みらいく)
昨年度に引き続き、公益社団法人白河青年会議所(白河JC)の事業「模擬選挙(みらいく)」を本校の多目的ホールで実施しました。社会科に関連した学習で、対象は6年生です。実際に選挙で使用する記載台や投票箱を使っての学習です。
授業では、初めに白河JCの小磯理事長様からごあいさつをいただき、次に映像を使って民主主義のしくみについての説明がありました。
その後、実際の選挙と同じように村長の立候補者3名が演説(選挙公報も配付)し、子ども達はその演説内容を考え誰に投票するか決めて、実際の選挙と同じように投票しました。
<3名の候補者と公約>
①マッスル党・ラガーマン「マッスルしようぜ!」
(公約)→一日1回の体育授業の導入、タンパク質摂取制度の導入、集団下校のワンチームの徹底
②セレブ党・秘書「世界に羽ばたきましょう!」
(公約)→テーブルマナーの授業を導入、多国籍語の授業を実施、アニメ鑑賞の時間をつくる
③デリバリー党・配車王「世界一の配車王に俺はなる!」
(公約)→宿題は必ず2時間以上行う、登下校の自宅までの送迎をつける、給食のバイキング制
投票終了後に集計作業があり、子ども達に投票結果の報告がありました。当選者からのメッセージも子ども達に伝えられました。
模擬選挙の授業で子ども達からは、「候補者の説明がうまくて、誰に投票していいかわからなかった。」「選挙の大切さがわかった。大人になったら必ず行きたい。」「候補者の説明が、子どものことを考えて話していて、わかりやすかった。」「自分の意見を選挙であらわすことで、政治が変わることがわかった。」などの感想がありました。授業での学習が、実際の模擬選挙でさらに深めることができ、担任と子ども達からは大好評でした。
今回の模擬選挙の事業は、全国のJCで実施しているのは、白河JCだけと伺いました。このような機会をいただいた白河JCの皆様に厚く御礼申し上げます。白河JCの皆様の熱意が、子ども達にも十分に伝わり、教育的価値が高まった授業でした。やはり、教育にはこのような熱い想いが大切です。
そして、未来を担う子ども達にとって、選挙や納税の学習はとても重要です。ご家庭でも、この機会に話題に取り上げていただけると幸いです。
【白河JCの皆様の事前準備に感謝】
白河JCの皆様は、5時間目の授業に間に合うよう、1時間以上早めに来校し、場の設定や授業のシミュレーションをしていただきました。授業の内容もとてもわかりやすく、子ども達にとってすばらしい体験学習ができたと思います。お忙しい中、ご指導いただきました白河JCの皆様に感謝申し上げます。
なお、白河JCの皆様には、このような出前授業をはじめ、未来を担う子ども達のための事業や、地域貢献などで大変お世話になっています。
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