こんなことがありました!

ダルライザー登場(しらかわ演劇塾が来校)

 本校には、1階の展示ケースに、青い目の人形(ベティちゃん)が展示されています。

 この人形は、「世界の平和は子どもから」のスローガンのもとに、昭和2年にアメリカから日本に届けられました。日本で英語教師をしていたギューリック博士が、日本の「ひな祭り」に風習から、「人形による親善大使」を思い付いたのでした。そして、海を渡った人形は福島県には323体分配され、西郷村は熊倉小1体だけという記録が残っています。

 その後、太平洋戦争が始まり、青い目の人形は敵国の人形として、葬られることとなりました。そんな中、善意の人に守られ生き残った人形達がいました。本校のベティちゃん人形もその一つです。

 しらかわ演劇塾では、ベティちゃんから着想を得て書き下ろした、当時の国民学校を舞台にした物語を2月下旬にコミネスで公演しました。私も、2/23にコミネスを訪れ、白河二小と熊倉小にある2体のベティちゃん人形の展示と演劇塾の公演を観せていただきました。公演では、出演者の演技力の高さに魅了され、戦時中の学校の状況とベティちゃんの運命に感動の連続で、途中で涙が出てきました。また、舞台や音楽を含めた演出や運営面も、とても勉強になりました。

 今日は、公演の御礼に、しらかわ演劇塾の皆様(代表の十文字様、主役の和知様、みなさんご存知のダルライザーの和知様)が来校されました。演劇を通しての活動は、教育的価値も高いと思うので、今後も様々な形で連携できればと思っています。

 しらかわ演劇塾の皆様に、心より御礼申し上げます。