こんなことがありました!

戦争体験講演会 「平和について考えよう」  

 本日、講師の先生をお迎えして、戦争体験講演会を行いました。

 先生は棚倉町にお住まいで、元小学校の先生をされていたそうです。

 お年は何と86才!

 全くそうは思えません。

 背筋がすっと伸び、90分の授業を立ったまま、はっきりとしたお声で子ども達に分かりやすく、丁寧にお話ししてくださいました。

 

 先生はフィリピンのミンダナオ島でお生まれになり、戦争から逃れるためにジャングルに避難する等、戦争のために大変なご苦労をされたそうです。

 

 

 先生は戦時中の暮らし、そして戦争がいかに残虐なことかについて、実体験を元に話してくださいました。

 急に戦争が始まり、学校から出られずお家の人から離れて1ヶ月も過ごしたこと。

 ジャングルに逃げ、食べ物がない中、木の実などを食べて命をつないだこと。

 日本に引き揚げる途中にも多くの苦労があったこと。

 戦後も、家族を支える長男として食べ物を集めるために行商のようなことをしたこと…。

 そして何より、人が人を殺してしまう現実が、戦争にはあること。

 

 子ども達は、聞いている教員も、息をのむように先生のお話に聞き入りました。

 戦争って、決してしてはいけないこと。

 6年生なりに、しっかりと感じ取っていました。

 

 

 休み時間、先生の持参された本に集まる子ども達。

 先生のお話が、心に響いたのでしょう。

 

 戦争について考える、本当に貴重な学習となりました。

 

 ありがとうございました。