キラキラ ヴァイオリン・マリンバ等の音色が講堂に響きました

「子どもたちの感性を育み、磨く」一助として、文化庁事業「文化芸術による子ども育成事業」の後援を受け、11月29日(月)に日本フィルハーモニー交響楽団本公演を講堂にて行う予定です。本公演に伴う「ワークショップ」を本日、4,5,6年生対象で行いました。クラシックコンサート等を体験した子が少ない本校にとって、本公演を前に子どもたちへ楽器紹介を兼ねた「ワークショップ」は、とても価値のある学びとなりました。


本日の講師は、日本フィルハーモニー交響楽団 第一ヴァイオリン:齋藤政和様、打楽器奏者:福島喜裕様の2名です。
齋藤様はニューヨーク国連の総会で演奏されたり、ソリストとしても国内外で多くの演奏会をされています。福島様は、大学時代からプロの管弦楽団で活躍され、「題名のない音楽会」等に出演され、ひとりでいくつもの楽器を担当する打楽器奏者の魅力を紹介されたり、大学でも教鞭をとられています。いずれの方も一流の演奏家の方々です。
そんな、プロの演奏家の方々が、子どもたちへ「楽器の仕組み」や「学校にあるマリンバや小太鼓でこんな素晴らしい音色がでるんだよと」教えてくださいました。きっと、これからの音楽の学習にも活きる体験になったものと思います。
                           
さて本番では、シ~ンと静まり返った講堂に響きました。ヴァイオリンとマリンバの音色が・・・。
オープニングは、「キラキラ星変奏曲」です。ヴァイオリニスト:齋藤政和様と打楽器奏者:福島喜裕様がヴァイオリンとマリンバ、小太鼓等の響きを聴かせてくださいました。生の響きは何とも言えない、いい物です。子どもたちに心に響いたでしょうか・・・

  

その後、齋藤さんによるヴァイオリンの楽器の仕組みについてお話がありました。弓には馬のシッポの毛とブラジルウッドが使われていることなどを紹介いただき、結びにモンティ作曲「チャルダッシュ」をヴァイオリンで演奏してくださいました。素晴らしい演奏を聴くことができました。

   

次に、演奏家歴50年となる福島さんからは、小太鼓、タンバリン、ギロ(デコレコ)、カスタネット等の演奏法を聴かせてくださいました。様々な演奏技法があることを目の当たりにでき、感動です。

    
演奏の最後は、ヴァイオリンとマリンバで、「同じ旋律をずらして演奏する音色」と「バイオリンが旋律を、マリンバが伴奏部分を演奏する」2曲の聞き分けクイズをしました。子どもたちは、初めての経験に戸惑いも大きかったです。

  
最後に、子どもたちは、手拍子で音楽をつくる「ミニマルミュージック」を学びました。音を出さず、声を出さず、手拍子だけで音楽をつくるものです。合わせるって難しいです。本公演でも使うとのことなので、練習をしておきたいと思います。

 

  

  

ワークショップ最後に、両先生が「トラッピングミュージック」を見せてくださいました。楽器も、声も使わずに、手でリズム打ちをするだけで音楽を創り上げる素晴らしいものでした。勉強になりました。ありがとうございました。