バス 放射線や福島県の現状を知る(6年生「コミュタン福島」見学より)

 6年生39名にとって今年度初めての校外学習を17日(木)におこないました。3.11東日本大震災の甚大な被害を後世に伝えられるように平成28年に整備された「福島県環境創造センター(コミュタン福島)」へ出かけました。放射線や環境問題の不安や疑問、身近な視点から、福島県の現状を理解し意識を深めてきました。 子どもたちは、霧箱を使った放射線の学習やふくしまの環境の現状に関する展示見学、360度全球型シアターで学んできました。学びや体験から得た知識や深めた意識を、今後の生活に活かして欲しいと願っています。

  

◇霧箱の学習について◇
 保護者の皆さんも「霧箱」という言葉を耳にしたことはあるかと思いますが、どんな学習をするのか、この機会に紹介します。私たちの身の回りには様々な放射線が存在しています。しかし、私たちは放射線を直接、目で見ることができません。そこで、目に見えない放射線を観測するための装置として「霧箱」が使用されます。放射線の電離作用により霧箱の中に現れる飛跡が(※飛行機雲のように)見えます。霧箱は容器内におけるエタノールとドライアイスで冷却したの水滴の発生を利用しています。放射線源のユークセン石が出す放射線は、極めて微弱なので安全上の心配をする必要はありません。このような体験をしながら放射線等について学んできました。